近年、芸能界にも大きな変革の波が訪れ、芸能事務所に所属せず、フリーで活動する俳優やタレントが増えてきました。芸能事務所に所属するメリットが少なくなったことが一因ですが、事務所の後ろ盾がなくなることはリスクも多いです。特に、芸能関係者を装った相手からのハラスメントや詐欺被害は年々増加しており、プロデューサーや監督といった立場の人間から、仕事を餌にセクハラを強要される事案も増えています。最近ではSNSを使った営業活動も増えていますが、それだけに怪しい経歴の自称プロデューサーが声をかけてくる事案も多く存在しています。今回はセクハラをしてくるプロデューサーの正体を暴きたい20代のフリーの女優の相談事例をもとに、自分でできる対策から、探偵利用のメリットまでご紹介していきます。同じようなことにお困りの場合には参考にしてください。
【この記事は下記の方に向けた内容です】
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セクハラしてくるプロデューサーの正体を知りたい|20代女性からの調査相談
セクハラしてくるプロデューサーの正体を知りたい
私はフリーで活動する20代の女優です。最近SNSで知り合ったプロデューサーの男性からセクハラを受けています。仕事の打ち合わせと称して二人きりでの食事を強要されたり、身体を触られそうになったりすることが度々ありました。最初は仕事の関係だからと我慢していましたが、次第に言動もエスカレートし、LINEでは深夜に「今すぐ会えない?」といったメッセージが送られてくるようになりました。断るたびに「仕事がなくなるよ」と圧力をかけられ、精神的にも追い詰められています。被害を訴えようと、このプロデューサーのことをネットで調べましたが、詳しい経歴が出てきません。彼は本当にプロデューサーなのでしょうか?私はフリーなので、守ってくれるような事務所もなく、このまま耐えるべきか、それとも何か行動を起こすべきか、誰に相談していいのかも分からずに悩んでいます。
素性の分からないプロデューサーからのセクハラ問題とは
プロデューサーが女優に近づく目的
プロデューサーや監督と呼ばれる芸能界でも力関係が上の立場の人間が、フリーで活動する女優に声をかける目的はいくつかあります。相手の真の目的を見極めることは後ろ盾のない女優にとってはとても重要なファクターです。ここでは、その目的をいくつか紹介しておきます。
信頼できるプロデューサーであれば、映画やドラマ、CMなどの出演依頼やキャスティングの提案を行い、正式な契約に基づいた交渉を目的とするケースがあります。
仕事を口実にプライベートな関係を求めたり、身体的接触や性的な要求をする目的で近づくことがあります。
役を得るために金銭を要求したり、高額なレッスン料や宣材写真代を請求する詐欺的なケースも存在します。
地位や権力を誇示し、自分の影響力を誇りたいという目的で近づくこともあります。
フリーで活動する女優のプライベート情報を収集し、他の関係者や悪意のある第三者に売り込む目的で近づいてくる場合もあります。
素性の分からないプロデューサーからのセクハラ被害は多い
フリーで活動する女優にとって、SNSは情報収集や人脈形成に欠かせません。しかし、プロフィールや経歴を自由に設定できるSNSでは、実態の分からない肩書きを名乗ることが容易であり、怪しい肩書を持つプロデューサーや監督も多く存在します。こうした人物は「仕事のオファー」や「キャスティング相談」などを口実に近づきますが、具体的な実績や会社情報を示さないことが多く、真偽の判断が難しい場合があります。また、公式の名刺や契約書を提示しないため、被害者が後から証拠をつかみにくいという問題もあります。
プロデューサーの正体を知るために自分でできる対策
仕事をもらう側の女優にとって、プロデューサーや監督などの力関係が上の人間の素性を調べることは非常に難しいでしょう。だからと言って、相手の言いなりになっていると、良いように使われ、精神をすり減らした挙句、仕事も得られないということにもなりかねません。まずは自分でも何かしらのアクションを起こす必要はあるかもしれません。ここでは、自分でできる対策をいくつか紹介しておきます。
個人でできる対策
- 公的な場所を使う:オフィスや会議室など、第三者の目がある場所でのみ打ち合わせを行うようにし、個室や自宅などのプライベートな場所への誘いは断るようにする。
- 証拠を残す:メールやメッセージのやり取りはすべて保存し、怪しい発言や行動があった場合は、録音やスクリーンショットで証拠を記録する。
- 第三者を同席させる:初対面の打ち合わせには友人や信頼できる人を同行させる。同席が難しい場合は、事前に知人に予定を伝えておく。
自己解決のリスク
自分で解決しようとした場合、証拠不足や相手の反撃により事態が悪化するリスクもあります。特に素性の分からないプロデューサーが相手の場合、証拠を残さずに口頭で抗議すると、逆に脅迫や名誉毀損で訴えられる可能性もあります。また、事務所などのサポートがないと、孤立しやすく精神的に負担になる場合があります。そして、相手が本当に業界内で影響力を持つような人物だった場合、仕事を失う恐れや悪評を流されるリスクもありますので注意が必要です。
探偵調査が有効
まずは、相手が本当に仕事を提供してくれる相手なのかどうか、その権限を持つ人間なのかを調べる必要がありますが、プロデューサーの業務は一般的には不明確で、あまりその功績や情報が世に出ていないことも多いです。間違った行動を起こすことで、相手や業界の反感を買う恐れも十分にあり得ますので、情報収集は慎重に、かつ秘密裏に行う必要があります。探偵はその道のプロとして、相手の素性や肩書、またあなたに近づく目的まで、相手に気づかれることなく、秘密裏に正確な情報を集めることができ、あなたは安心して情報収集を行うことができます。
探偵調査の有効性
プロデューサーの経歴や現住所など、必要な情報を集めることができます。これにより、後々法的手段を取る場合にも役立ちます。
私たちの調査は、秘密裏に行われることから周囲の関係者に悟られることなくリアルな情報収集を叶えられます。第三者である探偵が集めた情報は信憑性が高いと判断されることや、客観的な視点から問題点を浮き彫りにすることができます。
探偵が収集した証拠は、弁護士や法律の専門家が法的に活用できるため、嫌がらせに対する法的措置を取る際に大いに役立ちます。また、必要に応じて弁護士との連携をとり調査が行えるために、訴えられてしまうリスクを防ぎ有利な解決方法へと導くことができます。
セクハラしてくるプロデューサーの正体を暴くために
専門家へご相談ください
女優にとってプロデューサーとつながることは、今後の芸能人生を左右する大きな出会いになる可能性を秘めています。しかし、その夢を逆手に取り、セクハラや犯罪目的で近づいてくる人間も多く存在します。まずは相手の正体を暴き、その目的を知る必要があります。偽物であればすぐに法的手段を取る必要がありますし、仮に相手が本物であっても、セクハラ目的で近づいてきた場合は、できるだけ関係を断ち、この事実を他の関係者などに知らせる必要があります。しかし、一人で行動を起こすのはリスクも多いですし、精神的にも厳しい戦いになると思います。悩んでいたら、まずは私たち探偵にご相談ください。あなたの悩みに寄り添いながら、解決に向けて一緒に歩んでいきます。
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嫌がらせ対策サポートでは、LINEからの無料相談も可能です。お仕事の関係や電話の時間がとれない場合など、24時間いつでも相談可能で利便性も高くご利用いただけます。

この記事の作成者
ハラスメント・嫌がらせ対策担当:北野
この記事は、皆様が抱えるハラスメントや嫌がらせの悩みに寄り添い、解決への一歩を踏み出せるきっかけになればと作成しました。日々の生活の中で困っていることや、不安に感じていることがあれば、当相談室へお気軽にご相談ください。どんな小さなことでも、お力になれれば幸いです。

この記事の監修者
XP法律事務所:今井弁護士
この記事の内容は、法的な観点からも十分に考慮し、適切なアドバイスを提供できるよう監修しております。ハラスメントや嫌がらせは、決して許されるべきものではありません。法的に守られるべき権利を持つ皆様が、安心して生活できるよう、法の専門家としてサポートいたします。

この記事の監修者
心理カウンセラー:大久保
ハラスメントや嫌がらせの被害は、心身に大きな負担をもたらします。この記事を通じて、少しでも皆様の心の負担を軽くし、前向きな気持ちで生活を送っていただけるように、内容を監修しました。あなたの気持ちを理解し、寄り添うことを大切にしています。困ったことがあれば、どうか一人で悩まず、私たちにご相談ください。心のケアも、私たちの大切な役割です。
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